

鬼や妖など人に害なすものと対峙するため、古来より異能をもつ者たちに守られている国。異能の家系のひとつである斉森家の長女美世は、幼い時に母を亡くし、継母と異母妹から虐待を受けながら使用人同然の日々を送っていた。そんな中、美世は異能の名家久堂家の当主清霞の婚約者として、久堂家で暮らすことになる。はじめは冷淡だった清霞と、しだいに心を通い合わせるようになる美世だったが…
ドラマ「Silent サイレント」で好きになったアイドル、目黒蓮の初主演映画。年をとったせいか、若い頃なら絶対に観に行くことはなかったであろう映画も、嬉々として観に行ってる今日この頃の私です



目黒くん、やっぱいいですね~。優しそうで清潔感があるところ、長身でスタイルがいいところが、他の某事務所タレントとは違います。イケメンなんだけど、冷たい美貌の青年って感じではないので、冷厳な人柄の眉目秀麗な軍人役には正直、無理があったような気も。はじめっから全然冷たそうに見えないし冷たくもない、とっても善い人なので、何か思ってたような話じゃない?と戸惑いました。コスプレにしか見えない軍服と和服も、カッコいいというより滑稽なのが何だか気の毒で。ちゃんとした日本の青年将校の軍服と和装だったら、と思わずにいられませんでした。

長い銀髪?もコスプレ感ありすぎ。目黒くんにはやっぱ黒髪が似合います。何であんな髪色なの?長すぎて闘いにくそう!切れよ!と思ってしまった



美世役の今田美桜ちゃん、可愛いんだけど中学生ぐらいにしか見えなくて、こんな小娘と結婚、そして子作りとかマズいやろと思わずにはいられなかった。美世のウジウジしつつも、私けなげでしょアピールや、さりげなく男の“俺が守ってやらねば”本能をくすぐるカワイコブリッコ言動が、あざとすぎてイラっとしました。継母と義妹のいじめが大時代的なベタさで笑えた。ほとんどコント。

目黒くん以外の男子が、ワタシ的にはかなりビミョーだったのが残念。清霞の恋敵的役の男子は、武田真治似?目黒くんのバーターで、某事務所の若い下っ端タレントも何人か出てたはずですが、目を惹く子は特にいませんでした。清霞率いる青年軍人部隊が、チャラチャラ軟弱そうな大学のサークルみたいで、こんな連中に国が守れるの?と失笑。美世を拉致監禁拷問した連中に清霞が激高し、異能で屋敷を燃やしちゃったりするのですが、あんな風に異能を恣意的に使っていいの?そのへんの法整備とかできてるのか気になった。パラレルファンタジーワールド+乙女ちっく少女漫画なストーリーと設定は、わしにようなおっさんには甘すぎるチョコレートみたいなキツさでした。明治・大正時代がモデル?ゾンビな展開も笑えた。ゾンビ、みんな好きですよね~。CGも戦いもショボくて、そんなので解決すんのかよ?!なラストにも失笑。